マーク認識の詳細設定(閾値)について

Mark2の詳細設定では、マーク認識に使用するパラメータ「面積閾値」と「色閾値」の変更ができます。

印刷時やスキャン時の状況が原因で、全体的に読み取れない/読み取り過ぎるようなケースでは、閾値を変更することで処理結果が改善する場合があります。

個別回答の補正については、Tips「スキャン前の補正作業」をご覧ください。

詳細設定パネル

Mark2の画面で「詳細設定」をクリックすると、詳細設定パネルが開きます。

詳細設定パネルでは、マーク認識に使用するパラメータ「面積閾値」と「色閾値」を変更できます。

面積閾値

初期値:40

認識範囲のどれくらいの割合に色があれば「マークあり」と認識するかを決めるパラメータです。

値が小さいと狭い範囲しか塗られていないものも「マークあり」と認識し、値が大きいと広い範囲が塗られているものだけを「マークあり」と認識します。

画像ファイルに全体的にノイズがあり、多くの塗られていないマークを「マークあり」と認識してしまうようなケースでは、値を少し大きくすることで改善する可能性があります。

色閾値

初期値:10

認識範囲の色の濃度がどれくらい高ければ「マークあり」と認識するかを決めるパラメータです。

値が小さいと塗りが薄いものも「マークあり」と認識し、値が大きいとしっかりと塗られているものだけを「マークあり」と認識します。

画像ファイルに全体的にグレー味があり、多くの塗られていないマークを「マークあり」と認識してしまうようなケースでは、値を少し大きくすることで改善する可能性があります。

終わりに

閾値の変更は、すべての画像ファイルに一律に影響を及ぼします。「こっちは良くなったけど、こっちはダメになっちゃった。」ということがおきがちですので、「スキャン前の補正作業」も併用し、慎重にご利用ください。